2018年10月28日(日)告知場面をサポートできる 医療通訳者の養成研修<第1回> レポート

10月28日午後、「告知場面をサポートできる医療通訳者の養成研修」を開催しました。お陰様で40名を超える方々にご参加頂くことができました。
六甲病院緩和ケア内科医師安保博文先生には『緩和ケアについて』、がん患者グループゆずりは代表宮本直治先生には『患者のこころを理解する』ということでお話し頂きました。
私自身、今まで勉強してきたこととは違った切り口でとても興味深く聴かせて頂きました。皆さんいかがでしたか。

2回目の12月2日の会場も漸く決まりました。次回へのご参加お待ちしています。

【参加者の感想】
MEDINTの研修、テーマは「告知場面をサポートできる医療通訳者の養成」、重い、つらい、逃げたい・・・少しそんな「肩こり」みたいなものを感じつつ参加しました。

実際に緩和病棟で患者さん・ご家族と日々向き合っておられるドクター、でもその語られる(主にがんについての)知識のすんなり入ってくるのはどうしてなんでしょう。

がん、ホスピス、終末医療・・・単語は知っています。通訳することもできます。でも、ドクターの優しい語り口で私は想像する勇気をもらった気がしました。

大切なのは「真剣に向き合うこと」。

次なる講師はご自身もがん体験者。僧籍もお取りになったので、語り口は自然に法話をうかがっているよう。

「いのちってなぜ大切なのですか?」それぞれの答えはそれぞれの中にあるでしょう、

しかし医療通訳の名のもとに「いのち」と向き合う自分に、今度もまた厳しいエールをもらった気がしました。

そしてお二人のお話の進むうち、いつの間にか私は老親をいつか看取る自分の在り方について深く考えさせられていたのでした。

難しくても考え続けること、中国語に言う「海里捞针」、大海原から針を拾うような果てしない仕事かとため息をつくことばかりですが、

求め続けていきたいと真摯に考えることのできた研修でした。

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