2018年12月16日(日)告知場面をサポートできる 医療通訳者の養成研修<第3回> 感想(タイ語分科会参加者)

昨年12月の研修のタイ語分科会参加者の感想を紹介します。

医療通訳の存在は以前大阪で知る機会あったが、海外で入院した時にその大切さを感じていた。私も医療従事者として憧れていたがその機会もなく、今回三重県伊賀市の伊賀の伝丸でのコミュニティ通訳基礎講座で講師の方からの紹介で、『先ずは一歩足を踏み出すことが大切』というお話があり神戸に出かけた。
前半はクリニクラウンの熊谷さんが講師で、彼女が登場すると教室がパッと明るくなり、その存在の大切さを体験できた。以前テレビで知ったクリニクラウン、やはり病室の子供達が待ちに待ったその登場で、子供たちの顔が輝いてきたのが印象的だった。
長期入院している子供にとって、医療の大きな役割をされているにもかかわらずまだ少数な団体であるが今後、益々ニーズの高い職業ではないかと思った。
後半は言語別に別れて、私がお世話になったタイ語の教室に移動した。
少人数の教室と聞いていたが、講師含めて5人で、教室では流暢な日本語とタイ語が聞こえて感心しているとその内の2人は日本に長期在住のタイ人だった。
医療現場での日本語は、そんなタイ人もうまく表現しにくいとのことだった。
私はいきなり渡された5枚のタイ語プリントを見て緊張した。耳からの日常会話はなんとかなるが、文字の読み書きはまだ未熟なので、医療用語以前なのだと改めて感じた。しかし、長期在住のタイ人が、タイ語プリントを日本語変換してもぎこちないが、日本人ならこんな言い回しに、という位しか太刀打ちできなかった。次回も行きたいと意気込みながら、次回のテーマ「麻しん」が、気がかりになっている。できるだけ大切な情報を医療従事者と患者の間に立って橋渡しができるようになりたいと思う。

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